その時を待つものたち



毎年,早春から温室内で種をまき,苗を育てていますが,今年は順調に作業が進み,たくさんの花苗ができあがっています.

温室内に入りきらず,一部は外に出してありますが,ぐんぐんと育って葉を繁らせているその様子を見ていると,「早くどこかに植えてくれ!」と訴えかけてくるような気がします.

しかしながら,植える先の花壇にはパンジーなどの花があり,それを押し花にしてストックする作業があったため,撤去が遅くなることで花壇の準備も遅くなり,その分植える時期が後ろにずれ込んでいます.

早く植えてあげたいのはやまやまなのですが,ガーデンで行う園芸療法プログラムは週2回ですし,自分の空いた時間に植えようと思うのですが,このところの晴天と暑さで水やりするのが精一杯というありさまで,「たのむから,もういい加減どこかに植えてくれ・・・」と,息も絶え絶えにこちらを見やる,徒長した苗に心を痛める日々が続いています.

入梅までには何とか植えてあげるから,もう少しの辛抱を強いることを許しておくれと心の中で念じながら,水やりや剪定をして日々をしのぐ毎日です.

                                                                                                   Posted by 園芸療法士 剱持 

0コメント

  • 1000 / 1000

総合心療センターひなが 園芸療法ガーデンBlog

園芸療法ガーデンに咲く花々や園芸療法プログラムについてお伝えします