今朝,ガーデンを見回っていると,クチナシの花が咲いているのに気付きました.
昨日はガーデン内を巡るプログラムがあったのですが,その時は確かにまだ咲いていなかったと思うので,昨夜から今朝にかけてつぼみを開いたのでしょう.
花弁がやや肉厚で,甘い芳香を放つクチナシの花には,ねっとりという表現が似合います.
梅雨ということもあり,湿度の高い空気はどこか重たく,クチナシの香りを含むとさらに粘度が増すような気がします.
長い間つぼみのままでいたので,開花を楽しみにされていた方も多く,その後,「クチナシの花が咲きましたね」と嬉しそうに報告してくださる方が何名かおられました.
このように季節の移ろいを感じ,それを誰かと共有することはそれ自体が喜びであり,それこそがまた,園芸療法をするときの重要な要素なのだと,改めて感じました.
0コメント