暑さが去り,吹く風に涼しさを感じるようになると,あちらこちらで彼岸花が咲きだします.毎年,時期を間違えることなく,きちんとお彼岸の頃になると咲くのが不思議です.
赤い花が緑色によく映えるので,田んぼのあぜ道などに咲いているととてもきれいです.奈良県の明日香村の辺りはとてもきれいで,以前何度も見に行ったことがあります.しかし,彼岸花を見てすぐに思い出すのは「ごんぎつね」の絵本です.
新美南吉の書いた物語に,箕田源二郎という画家がつけた絵本をよく読んだのですが,表紙や裏表紙に描かれた彼岸花がとても印象に残っています.この絵本はとても気に入っていて,今もこの季節になると本棚から取り出してページをめくります.
0コメント