泡沫のよう



梅の木にたくさんついていたつぼみが少しずつ開いてきました.
枝の先にあるつぼみから咲いていくので,梅の木を眺めていると,大小さまざまな白い光のかたまりが浮かんでいるかのようです.
それは海の底からぶくぶくとのぼってきた空気が,水面で泡に変わってゆらゆらと漂っているさまに似ています.そのためか,たしかにすぐそこに存在するというのにどことなく儚さを感じさせます.

さて,2月も今日で終わり.
加速度的と思えるほどはやく時間は過ぎてきます.
ですが,時間の感じ方はひとによって全く違うのでしょう.花もつぼみと咲いた後では時間の感じ方が違うのでしょうか.
もしも自分が花なら,いったい何分咲きなのか,まだつぼみなのか,それとも....
春はどうも思索的になる季節のようです.

                                                                                                   Posted by 園芸療法士 剱持 

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