ホウセンカの花には距といって尻尾のようなものが付いていますが,その奥に蜜があるため,アリがその蜜を吸いにやってきます.
肉眼ではあまり近くまで見られませんが(目が良いせいか老眼がすでに始まってきていることもあります…),カメラではかなり近くまで寄って見ることができます.
そして,かなり近くまで寄って撮った写真はどこか,ジョージア・オキーフの花の絵を思い出させます.
ジョージア・オキーフは20世紀を代表するアメリカの画家ですが,この写真のようにごく近くまで寄って見たように花を大きく描いた絵が有名で,それは独特の美しさがあります.
生物学者が細胞の中に宇宙を見出すように,花の中にも小さな宇宙が見えるような気がします.
そんなオキーフの絵を,時々,長いことじっと観ていたいときがあります.
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