まだまだ蒸し暑い日が続きますが,朝晩は多少涼しくなってきたように感じます.
また,夕方,家に帰るとき,日が少しずつ短くなっていることを実感します.
しかし,植物は私たちが季節の変化を実感するずいぶん前に,次の季節の準備をしているようで,そこここに秋の気配を感じることができます.
当院の園芸療法ガーデンには南米原産の大きなススキであるパンパスグラスがあちらこちらに植えてあるのですが,すでに穂を風に揺らして,秋らしい雰囲気を演出しています.
こちらとしては「まだ夏の気分でいさせてよ」という気持ちですが,つくつくぼうしが鳴きだしたり,空に浮かぶ雲が高くなったりと,身の回りの環境は否応なく秋の訪れを知らせてくれます.
そして,ある朝玄関を出るとき,鼻をくすぐるすこしひんやりとした風に,秋を実感することになるのです.
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